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中国の大気汚染 「原因は一党独裁にある」

中国の大気汚染 「原因は一党独裁にある」


PM2.5(微小粒子状物質)に象徴される中国の大気汚染は、13日に閉幕した全国人民代表大会(全人代=国会)でも取り上げられ、習近平指導部が解決に取り組む意思を示した。
日本よりも被害が深刻だとみられる韓国では先月、汚染物質の飛散経路を独自に分析すべきだといった意見が出た。米国では、中国が大気汚染を根絶できない原因は一党独裁体制にあると断じる論評もあった。

「環境貧困層」抱える中国

 全人代では、経済政策や腐敗撲滅と並び、環境汚染対策がキーワードの一つとなった。中国共産党機関紙、人民日報(海外版)も大会期間中、繰り返し大気汚染に関するコラムを掲載した。
7日付のコラムは、習近平国家主席が地方政府の審議でPM2.5について尋ねたことや、李克強首相が全人代の政府活動報告で「貧困に宣戦布告をしたように、汚染にも断固として宣戦布告をする」と述べたことを強調した。

 李首相の言葉は、習近平指導部にとって「環境汚染」が、社会の不安定化の元凶になりかねない「貧富の格差」や「官僚腐敗」と同列の懸案であることを示している。
コラムは「環境汚染は今や、単なる一地域や一部門の問題ではなく、多方面のパワーを結集して解決しなければならない総合的な問題になっている」と主張。
汚染から逃げようにも逃げられない無力感が、国民の間に広がっているとしている。


原因は一党独裁にある

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(アジア版)は4日付で、中国の大気汚染問題について、原因は一党独裁を維持する「中国の政治体制」にあるとする社説を掲載した。

 社説は中国北部では大気汚染によって平均寿命が5年半も短くなっているとする米国の調査結果や、北京の空気は「人類に適さない」と酷評した中国の上海市社会科学院の報告書を紹介。
さらに農家が化学肥料を過剰に使うため、土壌汚染が進んでいるなどの実態にも触れた。

 社説はこうした環境汚染は中国の政治体制によってもたらされたと主張する。政府が経済活動に深く関与する中国の企業にとっては、環境汚染で受ける処罰よりも経済目標を達成できないことの方が大きな問題であり、
環境汚染に配慮させる動機付けが弱いためだ。ソ連や東ドイツの環境汚染の背景にも同様の事情があったという。

 さらに社説は、「法の秩序が欠けている」ことも環境汚染の一因だとする。環境汚染で健康被害を受けたと考える住民が汚染の原因となった企業を訴えても、相手が地方政府や中央政府とのつながりが深い場合などは
特に勝訴は難しいとしている。

 また環境汚染に焦点をあてようとする中国国内の活動家は、当局による厳しい検閲にさらされるとも指摘。当局が上海市社会科学院の報告書に言及したインターネット上の書き込みを削除しようとしたとの事例を挙げて、中国を批判した。

 社説は中国政府が環境対策の予算を増額したり、大気汚染を改善した地方政府に特別補助金を交付したりして、取り組みを強化していることも指摘した。
しかし、汚染を続ける政治的な動機がこうした施策により一掃されるかには「懐疑的だ」とした。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/chn14031711430002-n1.htm



中国政府自体が拝金主義だからって事だろ
天安門セカンドインパクト発動しないと改善されんって



by kingboy4649 | 2014-03-18 14:18 | くたばれ糞シナ!


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